菊花賞
先週の秋華賞は重馬場で展開予想まではバッチシでしたが、外からディアドラとリスグラシューがあんな勢いで来るとは思いませんでした。。。
今週は菊花賞。
菊花賞は言うまでもなく3歳クラシック3冠レースの最後の関門です。
イギリスの3冠クラシック最終戦のセントレジャーステークスにならって創設され、今年で78回目です。
因みに今年のセントレジャーステークスは241回。。。1776年からだそう。
話を菊花賞に戻します。
場所は京都競馬場。距離3000m。外回りコース。
第3コーナー手前から坂があり、これを2度上ります。
直線には坂はなく長いため、大外から飛んでくる馬が差し切るという場面をよく見ます。
スタミナとスピードが要求されるレースです。
クラシック3冠の皐月賞は「速い馬が勝つ」、ダービーは「運がいい馬が勝つ」、菊花賞は「強い馬が勝つ」と言われていますが、菊花賞が「強い馬が勝つ」と言われる所以はこのコースにあるかもしれません。
菊花賞で3着以内に入った馬は翌年以降も活躍する傾向があります。
主な出走馬
今年はダービーの1着、2着、3着馬がすべて回避しました。
ダービー馬レイデオロは前哨戦の神戸新聞杯を勝ちましたが、ジャパンカップに照準を合わせるため。
2着馬スワーヴリチャードはダービーの疲れが取れず、次走は11月5日のアルゼンチン共和国杯からだそう。
3着馬アドミラブルは脚部不安を発症し年内は休養。
少々物足りない気もしますが、菊花賞は菊花賞ですので、出ている馬の中で優勝馬が菊花賞馬となります。(あたりまえ)
皐月賞馬アルアイン。母親の血統から短距離馬と思われてましたが、前哨戦セントライト記念を2着で切り抜け、シンザン記念以外は掲示板を外さない安定した走りをしており、距離も持ちそうです。毎日杯と皐月賞を勝ってというとあのテイエムオペラオーを思い出します。テイエムオペラオーは菊花賞2着でしたが、アルアインは。。。
前哨戦セントライト記念を勝ちぬけたミッキスワロー。血統的には良血とは言えないものがあります。5月の京都新聞杯でダービー出走権を狙いましたが、5着で出走が叶いませんでした。しかし、前4走の上がり3ハロンの平均タイムが33秒7と強烈な差し馬です。
同じ前哨戦として神戸新聞杯2着だったキセキ。夏競馬を2走しともに1着で上がり馬と言ってもいいでしょう。前4走の上がり3ハロンの平均が33秒3。新潟の数字が入っているとは言えこの馬も強烈な差し馬です。
今回はこの3頭が頭一つリードしていると思います。
その他で言えば、前哨戦神戸新聞杯3着のサトノアーサー、1勝しかしてないものの神戸新聞杯4着のダンビュライト、ダービー3番人気4着のマイスタイルあたりが上位に食い込むか。
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ハナを切るのはアダムバローズとウインガナドル。先行するのはダンビュライト、クリンチャー、サトノクロニクル、ポポカテペトルあたり。。。
先週の雨でさえ差し切ったディアドラが勝ちましたから、今週も直線で大外から差し切った馬が勝つと予想します。
当日の京都競馬場の天気はまたもや雨予報です。先週ほどの雨ではないにせよ、やや重から重馬場になると思われます。
やや重、重馬場でいい成績を挙げているのはプレスジャーニー、ウインガナドル、マイネルヴンシュ、アダムバローズ、サトノアーサー。
重馬場での3000m。
タフなレースになりそうです。
=編集後記=
◎キセキ
〇アルアイン
△ミッキスワロー
穴クリノヤマトオー
大穴プレスジャーニー