北広島ボールパーク新駅

その他

引き込み線方式の報道

北海道日本ハムファイターズの新球場は北広島市に決定しました。

北広島市役所にはボールパーク推進室ボールパーク推進課を新設されたとの記事も。。。

 

否が応でも北広島市には期待が膨らむものですが、
先月末に新駅は引き込み線方式を採用するとの報道が。。。

イメージだと東京競馬場に通じる京王競馬場線の府中競馬場正門前駅や上越新幹線のガーラ湯沢駅が一番近いでしょうか。

 

ただ、記事によるとこの引き込み線方式は札幌方面からの引き込み線しか作らず、ホームは下り線側に作りますが、上り線からは立体交差で新駅のホームにつなげるとのこと。
また、北広島駅は4面4線の駅にし、始発列車に対応できるようにするとのこと。

これだと、新駅は札幌から来るお客さんだけに対応し、新千歳空港から来るお客さんは北広島駅を利用しなさいということになりそうです。

 

 

新千歳空港からの客

今回の記事による引き込み線方式の最大の欠点は、新千歳空港方面からのお客さんには対応しないことと、立体交差による建設費の増大です。

 

上記の記事が決まりなのだとしたら、ここで何を言っても仕方ないのかもしれませんが、私はわざわざ立体交差を作ってまで引き込み線方式にしなくても、新駅を例えば2面6線のホームにして新千歳空港方面のお客さんも新駅を利用できるようにすればよいと思うのです。

しかも、止まらない列車を通過させる本線は、総武線快速市川駅や西武池袋線練馬駅、東急東横線元住吉駅のようにホームの外側にする方式です。

 

引き込み線方式のイメージに近い、上記の京王競馬場線へ行く東府中駅の分岐は平面交差になっています。
ですから府中競馬場正門前駅から競馬開催日に直接新宿に行く電車に乗ると、下り線を跨いで東府中駅の新宿方面ホームに到着するわけです。

 

一方で、ガーラ湯沢駅に通じる支線は越後湯沢駅を発車すると本線の下を通る立体交差を採用しています。
上越新幹線は国鉄時代に作っていますので、その辺はお金を使えた模様。

 

話をボールパーク新駅に戻しましょう。
千歳線は特急、エアポート快速、普通、貨物が頻繁に往来する過密路線です。

時刻表では上り線の間隔は最短3分、最長15分。
間隔が空いているところは貨物が走っています。

 

これを、通過線を外側にする2面6線のホームにした場合、本線との分岐や合流は1か所だけにし、それぞれのホームからどちら側にも行けるように線路を配置すれば、京王東府中駅のように本線での平面交差はなくなりますから、列車間隔はあまり気にしなくてもよく、3分の間隔があれば始発列車として本線に入ることは十分な時間ではないでしょうか。

 

 

西武池袋線練馬駅

 

私が主張する2面6線の駅に最も近いのが私が知っている限りでは西武池袋線練馬駅です。
練馬駅は池袋方面は西武有楽町線に直通し、所沢方面は豊島園に通じる西武豊島線の線路がありますからこの部分のイメージはちょっと違いますが。。。

 

上記と重複しますが、新駅の線路の配線のイメージはこの図よりも単純でどのホームからも新千歳空港方面と札幌方面の両方に行けるようにし、通過する列車が走る本線との分岐と合流はそれぞれ1か所だけにすれば本線での平面交差もなくなります。

この方式にすれば北広島駅の拡張もいりません。すべて新駅で賄えます。

 

一度に4列車が待機できるため、1つは新千歳空港方面、あとの3つは札幌方面とか融通も利くと思います。

 

引き込み線方式により新駅を作るなら、2面6線の駅にするスペースもあると思います。

ホームは地上駅にして、改札を橋上にするとかの方が建設費も安く済むのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

=編集後記=

北海道に住んでいるわけではないのに何言ってるんだと怒られそうですが、引き込み線方式には頭が???となったので、鉄道ファン(オタクではない)として一筆書かせていただきました。

新幹線札幌駅も何に拘って大東案にしたのか、やることが謎のJRの判断なんでしょうから引き込み線方式で決定だとは思いますが。。。