7年前に不思議なハンコ屋さん山本印店で言われたこと(その1)

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山本印店って普通のハンコ屋さんじゃない?

先日、7年ぶりに三宿の山本印店に行ってきました。

山本印店?と思う方もいらっしゃると思いますが、一言でいうとはんこを見ると色々なものが見える桃仙さんというご主人がいるはんこ屋さんです。
芸能人や有名経営者などもつくってもらっていらっしゃるとのことです。

7年前は夫婦で実印、銀行印、認め印を作っていただきずっと大切に使っています。

初めて山本印店に行くには

初めて山本印店で印鑑を作ってもらう際には、月曜日から木曜日の12時ジャストに翌日訪問の電話をかけなければなりません。
ただこれが繋がりません。
ようやく10分後に繋がっと思ったときには、「既に明日の予約は埋まってしまいました」と言われて、なかなか予約をとることができません。

妻が山本印店のことを知ったのは9年ほど前です。
時折、仕事の昼休みに思い出しては予約の電話をかけていたそうですが、電話がつながったときには既に予約が一杯ということが2年ぐらい続いていました。

その後、妻が会社を退職したのをきっかけに、久しぶりに山本印店のことを思い出し電話をしたところあれだけ繋がらなかった電話があっさりつながり、予約がとれました。

(他の方もBlogで書いていらっしゃいますが、予約できないということは今は行く必要がなく、行くべき時に予約がつながるそうです。)

電話で桃仙さんの奥様から「明日の○時○分に来れますか?作るのはあなたの分だけでいいですか?」と聞かれたようです。「明日は夫はいけないのですが、夫の分も一緒に作ってもらえますか?」と聞いたところ、家族の分であれば、当日に本人がいなくても本人の使用している印鑑を全て持っていけば桃仙さんに見ていただけると言われたそうです。

最初は妻が一人で行くつもりでしたが、どうしても桃仙さんに会いたい私は、仕事の都合をつけて二人で行くことにしました。

山本印店で言われたこととは?

予約ができた翌日、妻と二人で山本印店に行きました。

私のはんこを見るなり「あんた死んじゃいかんよ。」と第一声。
そんなこと思ったことないと言いましたが、その1年半後、妻からあまりの仕事の忙しさにうつ寸前じゃない?と言われ転職を決意することになろうとは自分でも思いませんでした。
そのままだったら今頃どうなったか分かりません。

ほかには、他の方のBlogでも書かれているように「子供をつくりなさい」、また「ここ(山本印店)にはご先祖様が来させたんだよ」ともおっしゃっていました。
ここからはプライベートのことなので書けませんが、なぜ桃仙さんは判子を見ただけでそんなことも分かるのかと思われることを次々と言われました。

私は判子を作成してしていただくことができましたが、今の印鑑でいいから印鑑を作る必要はないと言われる方もいらっしゃるそうです。

帰りに桃仙さんの書籍「桃仙」と朱肉を購入しました。

朱肉は3,000円で3色の中から選ぶことができました。実物を見て選ばれたほうがいいでしょう。

こちらの朱肉はよく使われているスタンプ朱肉とは違い、練り朱肉と言われるもので印影がとても綺麗に出ます。

もし後で欲しくなった場合にはネットでも購入することができます。

桃仙さんとお話をしていたときに、桃仙さんが何度も印鑑を拭きながら、印鑑に語りかけるように印鑑を見られている姿が印象的でした。私も桃仙さんに印鑑を作っていただいてからは、思いを込めて押印しその後には綺麗に拭いてから、購入時にいただいた袋にしまっています。

また印鑑は、他の方に触れさせてはいけないとのことで必ず本人が押すようにと言われました。

それから3か月後に私一人で印鑑を取りに行きました。その際にも桃仙さんに「奥さんはわがままだけど、奥さんの言うことを聞いていなければ間違いないから大切にするんだよ。」と言われました。

毎日あれだけたくさんのお客さんを見ていらっしゃるのに、一回に20分話をしたお客さんの一人一人の顔とそのときに何かを話したかを覚えていることは、不可能に近いと思います。また印鑑をとりに行ったときにその場に妻はいなかったのです。

印鑑を受け取ったすぐ後に妻が妊娠をしたのが分かりました。その娘は、今6歳になります。

あれから7年経ち私は税理士として昨年独立し、今回は会社を設立するために再びお伺いすることになったのです。

一度山本印店で印鑑を作ったことがある人は、結婚による名前が変わったことや法人の印鑑を作成する際には、熾烈な予約電話競争をする必要はありません。

午前中に電話で、再度印鑑を作成していただきたい旨を話せば、予約をすることができます。

~不思議なハンコ屋さん山本印店で言われたこと(その2)へつづく~