大船渡高校佐々木朗希投手の岩手大会決勝戦登板回避について思うこと

スポーツ

大船渡高校佐々木朗希投手

今年も岩手県からすごい選手が現れました。(去年から騒がれてましたが。。。)
岩手県出身の私としては、この10年で菊池雄星、大谷翔平、佐々木朗希と3人も超高校級の選手が現れるとは夢にも思いませんでした。

大船渡高校佐々木朗希投手。
身長190㎝、体重86kg、50m走は5秒9

ものすごいポテンシャルです。
大船渡高校の縦縞のユニホームから高校時代のダルビッシュ有投手(宮城:東北高校)と重なります。
まだ背は伸びるんじゃないかと思います。
顔つきや醸し出す雰囲気が、プロ野球に入ったばかりのイチロー選手に似ていると思うのは私だけでしょうか。。。

今年の岩手大会はその佐々木投手の一挙手一投足が話題になりました。
大船渡高校は県立高校で地域一番の高校です。
35年前に金野投手を擁し、センバツベスト4、夏の大会も甲子園出場を果たしています。

今年の夏の岩手県大会の決勝で佐々木投手は投げられた?

岩手県大会の決勝戦、なんとBS朝日で生中継されてました。
一地方大会の決勝戦をBSとは言え、全国中継するのはおそらく初めてじゃないか、と。。。

その決勝戦で佐々木投手が登板しなかった是非が話題になっています。
プロ野球関係者の話は、「第三者が口を出す話じゃない」という論調です。
大船渡高校には抗議の電話がかかってきたという記事もありました。

実際、準決勝で佐々木投手は129球を投げたので決勝戦は登板回避、これは仕方ないと思います。
ただ、準決勝と決勝についてどちらかしか投げないのであれば、準決勝を回避し決勝戦を佐々木投手が投げる形にできなかったかという思いが私にはあります。

組み合わせ直後の予想

大船渡高校が今年の岩手県大会で対戦する相手校の対戦前の予想は
4回戦    盛岡四高
準々決勝   久慈高校
準決勝   盛岡大附属高校
決勝戦   花巻東高校
ではなかったかと思います。

この4校のセンバツ、春の大会等の実力を考えれば
花巻東高校 ≧ 盛岡大附属高校 > 盛岡四高 > 久慈高校
だと思います。

だとすれば、ベスト16の盛岡四高戦と準決勝盛岡大附属高校戦に登板予定は納得できます。
盛岡大附属高校に勝たないとそもそも決勝戦には進めないわけですから。

盛岡大附属高校の敗退

ところが実際には
準決勝の対戦相手が盛岡大附属高校を倒した県立の一関工業でした。
そうなると今回の対戦相手の実力からすると
花巻東高校 > 盛岡四高 > 久慈高校 > 一関工業
ではなかったかと思います。

なので、一関工業戦は佐々木投手ではなく別の投手だったら決勝戦は佐々木投手と花巻東打線という最高の対戦が見れたのではと思いますし、佐々木投手も自分が投げていれば例え負けても悔いは残らなかったのではないでしょうか。

ただ、佐々木投手以外の投手で一関工業戦に勝てるという保証はどこにもありませんが。。。

夏の高校野球の日程について

今回の登板回避を機に「夏の地方大会の過密日程を検討しないといけないのではないか」という記事が多く出ているような気がします。

思い出すのは去年の金足農吉田投手。地方大会から甲子園の決勝の途中まで一人で投げ、最後は力尽きました。
あまりにも多く投げすぎているため、プロに入っても成功するのかという不安説が尽きまいといます。

甲子園球場は阪神タイガースの本拠地であるため、使用期間の制限があり過密日程になるのはしょうがないと思いますが、地方大会はもう少し日程を調整してもいいと私も思います。

岩手県大会は準々決勝の後に休みが1日ありますが、他の県は準々決勝を2日に分けさらにその翌日を休みにしているところもあります。
岩手県大会も準々決勝を1日でやるならば、準決勝の翌日も1日休みを入れ決勝戦を迎えるようにするだけでかなり負担が減るのではないでしょうか。