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日馬富士暴行事件以後

大相撲がいい意味でも悪い意味でも注目されるようになりました。
一番のきっかけはやはり日馬富士暴行事件でしょう。

角界で相撲をするには部屋を開業している師匠のところに入門しなければならず、その部屋には先輩や格が上の力士から「かわいがり」と呼ばれるしごきが存在していたのも周知の事実です。

その暴行体質が問題であるとして、様々なメディアで問題視されてきました。

この暴行事件に関しては、日馬富士が引退という形で幕が引いたような感じですが、白鵬への処分が甘いと感じたのは私だけでしょうか。

白鵬はその場にいて、その暴行を導いたような報道もあります。
それが事実であれば、白鵬も引退勧告の処分が相当と思っていましたが、実際は減俸処分のみで出場停止さえありませんでした。

この一連の協会の対応には首を傾げています。

それと合わせて貴乃花親方の対応にも世間の目が集まり、より一層注目されたわけです。

貴乃花親方は内閣府に告発状を提出するなど、理事選落選後は一人で協会と対峙する姿勢が垣間見え応援したい気持ちがありましたが、弟子の暴行事件であえなく撤退を余儀なくされました。

貴乃花親方は一兵卒として頑張ると言っているようですが、まだまだ先は長いですからいずれ理事長になって、相撲協会を改革してもらいたいと思います。

女人禁制

今週、巡業先での市長挨拶の最中その市長がくも膜下出血で土俵上に倒れた際に女性が土俵に上がり心臓マッサージを施していたところ、場内アナウンスと現場にいた協会関係者がその女性に土俵から降りろという趣旨のこと言ったと報道され、問題になっています。

そもそも、土俵がなぜ女人禁制なのかいろいろ調べてもこれといった理由は見つかりません。
相撲協会のホームページには、相撲は昔から神事として執り行われてきたという漫画はありますが、それが女人禁制に通じるものとは思えません。

あるサイトには、女人禁制になったのは明治時代後半以降だという記述があります。
これが事実なら、伝統だからという理由は余計に当てはまらないように思います。

ちなみに私の出身高校は明治の後半に設立以降ずっと男子は丸坊主でしたが、平成10年にその伝統がなくなりました。
私がいた当時から丸坊主の校則撤廃の話がありましたが、学校やOBから伝統という理由で突っぱねられていた記憶があります。

伝統とはそんなもんです。

 

団体は違いますが、今では女性相撲の世界選手権まであるわけですから、これを機に協会も変わってもらいたいと願うばかりです。

期待する若手

大相撲の魅力の一つに、若手のうちから未来の横綱、大関を見つけるというのが私の中ではあります。

競馬もそうですが、デビューのころから応援していた馬がG1ホースになったりしたら、とっても嬉しいものです。

相撲の場合は出世に時間がかかるのと、デビューのころから注目される力士はすくないため、見つけるには一苦労です。

でも、最近デビューから注目される力士が現れました。
第48代横綱、優勝回数32回を誇る大鵬の孫の納谷幸之介くんです。

いきなり3月場所で序ノ口優勝をしましたので、この先が楽しみです。

 

=編集後記=

以前在籍した事務所で好角家の先輩がいて、大相撲談議に花を咲かせていました。

その先輩が独立開業してからは大相撲談議できる人がいなく寂しい限りです。