春の家族旅行 軽井沢・信州小諸 藤村の宿「中棚荘」(その2)

旅行

温泉編

中棚荘の温泉は大正館の隣の平成館の廊下につながった石の階段を上ったところにあります。

温泉へは雪駄をはいていきますので、雪駄を初めてはいた娘は歩きにくそうにゆっくり上ってました。
石段の途中には休憩スペースがあり、温泉を飲んで一休みするコーナーがあります。

中に入るとほんのり硫黄の香りがします。
脱衣所と浴室は続きになっており、脱衣所には畳スペースになっています。
こちらは脱衣所から撮った内湯と洗い場。

初恋りんご風呂です。
温泉に入っていると、リンゴの匂いがしてきます。

アルカリ性単純温泉ですが、温まるし風呂上りもスキンローションがいらないくらい肌も突っ張らずいいお湯でした。

外には露天風呂。2つの浴槽の温度が違っており、熱い湯が好きな方にも十分楽しめるお風呂でした。

お食事編

夕食は「はりこし亭」、朝食が大正館の食事処でした。

「はりこし亭」は古民家をそのまま使用おり、3月のため吊るし雛のイベントが行われていました。


料理は炊き込みご飯がおいしく、口コミでは料理は足りないと書かれていらっしゃる方もいらっしゃいましたが、私たちにとっては十分な量でした。

お魚やお野菜が中心で、素材の味を生かした美味しいお料理でした。そして中棚荘の従業員の方は、予約の時から帰るときまでどなたも優しくマニュアルではないサービスをされていることに驚きました。

もちろん、お食事のときにもお料理の説明から細かいところまで配慮をしていただきました。今回は予約の際に妻の誕生日と伝えていたので、ワインのサービスもありとても気持ちよく過ごすことができました。

子供のお料理は天ぷらとおうどん、そいて茶碗蒸しなどでしたが子供のお料理も手を抜かれることがなく、一つ一つ丁寧に子供料理としてではなく作られていたのに驚きました。

天ぷらもお野菜が中心でとても美味しかったです。

 

朝食の場所は宿泊した大正館。

窓からは中棚荘の畑が見えます。自家栽培しているお野菜はどれも新鮮で、ドレッシングなどもすべて手作りでした。
こちらの写真はまだごはんやおみそ汁などが運ばれる前のものですが、麦とろご飯がとても美味しく、何杯も食べれるぐらいでした。

番外編

喫茶スペース

フロント横には喫茶スペースと売店があります。

私はコーヒーを注文しましたが、温泉水を使ってサイフォンで淹れるコーヒーは酸味も少なくとてもまろやかで美味しかったです。

食事後にロビーに戻って、ちょっと家族でゆったりと寛ぐ時間でした。娘もおいしいソフトクリームに大満足だったようです。

 

卓球

フロントの地下には研修スペースのような一室があり、そこにはピアノと卓球台があります。
最近テレビを見て、卓球をやりたいと言っていた娘は卓球台に大はしゃぎ。最初はラケットでボールを返せませんでしたが、だんだんとラケットに当たるようになり3、4回のラリーはできました。

 

動物編

中棚荘では色々な動物を飼っているようです。ロビーには亀、そして入口にはやぎがいます。一日目にはいなかったので、宿の方に聞くとヤギは雨が嫌いなので雨の日は外にはいないのです。

明日はいると思いますよと言われていたのですが、翌日にはロビーのところにちゃんとヤギがいました。このヤギの名はドキンちゃん。女の子だそうです。

娘によると、どうして女の子なのにひげがあるの?と。

人がいないと写真のように石段の上にいるのですが、寄っていくとドキンちゃんはわざわざ降りて近づいてきてくれるのです。

バイバイと言って離れると、また岩の上に上っていく愛らしい姿です。

部屋は築100年の大正館でしたので、最初泊まる前までは心配もしていましたが、古くてもとても綺麗に整えられており逆に落ち着くお宿でした。

従業員の方々もマニュアルでない暖かいサービスで本当に素敵なお宿でとてもゆっくりと過ごすことができ、また宿泊したい宿の1つになりました。