ボールパーク新駅案の概要
12月11日、JR北海道は日本ハムファイターズの新球場となる北海道ボールパーク(仮称)の新駅の概要を発表しました。
JR北海道によると、新駅の設備については以下の点を考慮して検討を進めているとのことです。
①ナイター終了時など、一時的にお客様が集中しても安全にご利用いただける設備
②快速エアポート等の列車通過時のお客様の安全を考慮した構内配線
③新駅始発の臨時列車対応可能な引上げ戦の配置
④ボールパークからのスムーズな移動ルートの確保
この点を考慮した概略図がこちらです。
1面4線となっていて、上り下りともに通過線が設けられています。
札幌からの折り返し列車が駐留できるように引上げ線が設けられています。
これにより、ダイヤ的にもより緊密なダイヤが組めるようになります。
京急の羽田空港国内線ターミナル駅も引上げ線の建設が進められているとの報道が以前にありましたので、この引上げ線は有効に使えそうです。
北広島駅改修の概要
北広島駅はボールパーク輸送客向け列車の始発駅となるため、
①下り線ホーム延長
②駅舎の改修
③エレベーター改札口の新設
の工事が予定されています。
以前報道されていた内容
以前報道された際、以下の記事を書かせていただきました。
この時は、引き込み線方式で上り線は立体交差させるつくりになると報道されていました。
その引き込み線方式のイメージがこれ。
以前の記事でも主張しましたが、この新駅案だとお客は札幌からしか想定していなく、新千歳空港からのお客はすべて北広島駅を使えと言わんばかりのものでした。
さらに建築費もかかることから本当にこの案でやるのだろうかと、本気なのか様子を見てみようと思っていたところです。
そこで、私は2面6線にして通過線を設けた上で上り下りをそれぞれ損用ホームにすれば新駅始発列車にも対応できるのではないかと主張しました。
一番近い配線図を持つ駅は西武池袋線練馬駅。配線図はこちら。
この2面6線だと、北広島駅の拡張もいらないことになりその分工事費も節約できるのでいいかと思いましたが、さすがにここまでの配線はいらないと思ったのか、最終的には上記の1面4線で落ち着きました。
連絡歩道橋
ボールパークと新駅は連絡歩道橋でつながれるようです。
建設費はすべて地元(北広島市)負担になりそうですが、JR北海道の資料の中で発表されています。
また、同じ資料の中で1試合当たり、お客さんがどの交通手段を使ってボールパークに来るかどうかの分析がされています。
やはり3分の1が車で来るようですね。
帰り大渋滞になりそうです。