税理士試験日程
今年も税理士試験の季節となりました。
例年、税理士試験は8月10日ごろまでの火曜日から金曜日に実施されます。
今年は、東京オリンピックがあるため今年の試験日程を通常より2週間ほど遅らせ、8月18日(火)から20日(木)に実施する措置が取られていましたが、東京オリンピックがコロナ禍により中止となり、このコロナ禍での試験となりました。
5月開催予定だった司法試験や公認会計士試験は延期となっていますので、税理士試験の開催も危ぶまれていますが、中止や延期の際は国税庁ホームページに掲載されることになっています。
いずれにしても、蜜を避け、喚起をしながらの試験となり、当日は検温を実施し、37.5度以上の発熱がある場合には受験できません。
咳が連続して出ている状態であれば、受験を拒否される場合がありますので、健康状態には十分ご注意ください。
また、試験室への入室の際はアルコール消毒、マスクの着用が義務付けられます。
写真照合の際はマスクを外すなどをしなければならないそうなので、いつもより手間がかかってしまいます。
税理士試験試験会場
税理士試験の試験会場も東京や大阪などは大幅に変更になりました。
通年、東京国税局管内の試験会場はは早稲田大学と立教大学でしたが、今年は東京国税局と幕張メッセになりました。
東京国税局の試験会場は申し込み人数を見ると、特別な措置を希望した方のみの会場のようです。
幕張メッセについては、簿記論と財務諸表論が国がイベント等での制限を設けている5,000人を超えているため、他の試験会場への変更を検討しているとのこと。
試験場の変更が確定した場合には、該当する受験者には8月上旬に受験票を郵送するとのことで、試験日2週間前の受験票到着では落ち着いて勉強できない状況ではないかと思われます。
税理士試験申し込み人数
国税庁ホームページに今年の税理士試験の受験申込者数が発表されています。
簿記論 | 財務諸表論 | 所得税法 | 法人税法 | 相続税法 | 消費税法 | 酒税法 | 国税徴収法 | 住民税 | 事業税 | 固定資産税 | |
R2年 | 15,401 | 12,755 | 2,107 | 5,195 | 3,555 | 9,010 | 809 | 2,857 | 632 | 537 | 1,443 |
R1年 | 15,664 | 12,749 | 2,268 | 5,564 | 3,776 | 9,819 | 812 | 2,700 | 630 | 541 | 1,357 |
前年比 | 98.3 | 100.0 | 92.9 | 93.4 | 94.1 | 91.8 | 99.6 | 105.8 | 100.3 | 99.3 | 106.3 |
国税4法(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法)の受験者数が年々減ってきているのが気になります。
昔は記念受験が多かったので、今と比較すると合格しやすかったのは否定しませんが、他の税法は前年比でそれほど落ちていない、むしろ増加している科目があるにも関わらず、この国税4法は平均7~8%ほど受験者数が減少しています。
比較的楽な科目で合格しようとする傾向が表れているのでしょうか・・・。