税務署の方が話されていたこと
先日、消費税軽減税率制度説明会で税務署の方が受講している方々に、
「今度の確定申告はスマホで申告書を作成してそのまま送信することができます。そのためには、税務署で発行したIDとパスワードが必要ですが、運転免許証があれば今ここでIDとパスワードを発行しますので、希望される方は申し出てください。」
と話されていました。
現状、税理士に依頼せずに申告される方の電子申告については、さほど普及しているとは言えない状況があり、確定申告時期は税務署に来られる方が多く、待たされる時間も多いと聞きます。
この説明を聞いて、税務署の方々も少しでも来られる方々が減ってくれればと本気で願っているんだなと思いました。
マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式による申告書の電子送信
今までの確定申告では、電子申告をする際、マイナンバーカードとそのカードを読み込むカードリーダーが必要で両方そろっていないと電子申告ができませんでした。
今度の確定申告から、税務署に事前に赴きIDとパスワードを発行してもらったらマイナンバーカードなしでも電子申告ができるようになります。
ただし、マイナンバーカード方式が普及するまでの暫定措置です。
マイナンバーカード方式や、ID・パスワード方式の詳細については、こちらをご覧ください。
スマホで申告
スマートフォンやタブレットからでも、国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」にアクセスすれば所得税の確定申告書を作成することができます。
さらに平成31年1月から、年末調整済みの給与所得者が医療費控除やふるさと納税などの寄付金控除を適用して確定申告する場合、スマホ専用画面にて申告書を作成することができるようになりました。
また、上記のIDとパスワードがあれば作成した申告書をそのまま送信することもできます。
操作方法はこちらを参照してください。
申告書自体はPDFファイルでスマホに保存することになります。