遺言 遺言の効力 遺言は、被相続人の最終的な意思を反映し実現できる唯一の方法です。 遺言は、一定の方式に従ってされる相手方のない単独行為で、遺言者の死亡の時から効力が発生します。(民法985) 遺言を行った者を遺言者また…
個人に関する税金
遺産の分割
遺産の分割 相続が開始された場合、当初被相続人の財産は相続人全員の共有財産(この共有財産の持分が相続分)となり、その後、相続人全員が協議の上、具体的にその財産を各人ごとに分けることになります。 これを遺産の分割といいます…
相続の承認と放棄
相続の承認 相続人には、相続開始後被相続人の財産を承継(相続)することについて、3つの選択があります。 うち、2つは相続することを承認する内容で、 一つは相続することを単純に承認すること 一つはプラスの財産の範囲内で借金…
相続できる割合(その2)
身分が重複する場合 身分が重複する場合 被相続人と孫が養子縁組している場合、孫が被相続人の子の代襲相続人でもあるときは、孫は被相続人の子(養子)である立場と被相続人の亡くなっている子の代襲相続人である立場の二つの身分を持…
相続できる割合(その1)
相続できる割合 相続人が数人あるときは、相続財産は共有とされます。(民法898) また、各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継します。(民法899) 被相続人の相続財産は、遺言書がない場…
その他の相続人に関する規定
胎児の相続 民法886条において、「胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす。」と規定されており、元気に生まれてきたならば相続人となります。 死産だった場合は相続については最初からいないものとして扱われます。(民…
相続人になれる人
相続人の順位 相続人になれる人は、民法により順位が決まっており、 第一順位:子と配偶者 第二順位:親や祖父母(直系尊属と言います)と配偶者 第三順位:兄弟姉妹と配偶者 となっています。 配偶者は常に相続人となれますが(民…
相続とは
相続とは 民法882条には「相続は、死亡によって開始する。」と定められており、また民法896条には「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。~中略~」と定められています。 このことから…
個人で事業を始めた時にはどんな届出が必要?
個人で事業を始めた時の届出 個人で事業を始めたときにはどんな届出が必要なのでしょうか。 個人事業の開業・廃業等届出書 事業を始めた時、住所または事業所などの納税地を所轄する税務署長宛てに開業の日から1か月以内に提出します…
相続税の申告と納税
相続税の申告・納税 相続人は、相続の開始があったことを知った日(通常は被相続人が死亡した日)の翌日から10か月以内に、被相続人の住所地の所轄税務署に申告・納税する必要があります。 この場合、相続税の納付については、次の場…